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Affective Android Dynamics Group

石原尚准教授が主宰する感情アンドロイドダイナミクスグループ(大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻)の公式サイトです。
2010年から開発を続けている子ども型アンドロイドAffettoの最新機
2010年から開発を続けている子ども型アンドロイドAffettoの最新機

INFORMATION

2025年4月より石原研究室が立ち上げになります

研究のテキスト「卒論・修論研究の攻略本」5刷になりました

VISION&MISSION

人を模擬した知的人工物が人に与える心理影響を制御できる社会の実現を目指し、人の心の動きを考慮して豊かに心を表現するアンドロイド「Affective Android」の開発と、感情表現が生まれ出るダイナミクス、人の心理変化のダイナミクス、人と知的人工物の関係のダイナミクスの理解と設計に取り組みます。

RESEARCH

表現を生み出す顔の機械特性の解析

高解像度のFacial Motion Captureを用いた人顔面皮膚運動の精密計測と変形解析を実施しています。単純に思える顔動作のいかなる時空間特徴に「奥深い感情」や「個性」の情報が載るのかを明らかにし、アンドロイドの顔機構や動作の設計に繋げます。

動的表現向け身体機構設計と制御

敏速な反射動作や躍動的な感情表現に向いた空圧駆動の関節機構と多様な表現運動を設計しています。力の伝達媒体である空気の圧縮性による制御性能低下を補償するため、機械学習による身体システムのモデル化にも取り組んでいます。

心理状態を動的表現に変換する仕組みの開発

心理状態が適応的に変わる様子を表現できるよう、運動の複雑な時系列パターンを事前に人が作り込むのではなく、ロボット自体の仮想心理状態に応じて自動調整された動きの「波」が多重に合成されて身体全体の運動が動的に作り出され、深層心理の移ろいが表現される仕組みを開発しています。

表現による心理影響のモデル化と印象制御

アンドロイドの動作特徴を切り替えた場合の性格・気分印象の変化を調べ、動作特徴と印象の関係をモデル化します。所望の印象を与える対人実験場面の設計を実現することで、どのような印象がどのような対人相互作用の形成に繋がるのかを明らかにします。

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