研究プロジェクト

研究の柱

①表現を生み出す顔の機械特性の解析

高解像度のFacial Motion Captureを用いた人顔面皮膚運動の精密計測と変形解析を実施しています。単純に思える顔動作のいかなる時空間特徴に「奥深い感情」や「個性」の情報が載るのかを明らかにし、アンドロイドの顔機構や動作の設計に繋げます。

②動的表現向け身体機構設計と制御

敏速な反射動作や躍動的な感情表現に向いた空圧駆動の関節機構と多様な表現運動を設計しています。力の伝達媒体である空気の圧縮性による制御性能低下を補償するため、機械学習による身体システムのモデル化にも取り組んでいます。

③心理状態を動的表現に変換する仕組みの開発

心理状態が適応的に変わる様子を表現できるよう、運動の複雑な時系列パターンを事前に人が作り込むのではなく、ロボット自体の仮想心理状態に応じて自動調整された動きの「波」が多重に合成されて身体全体の運動が動的に作り出され、深層心理の移ろいが表現される仕組みを開発しています。

④表現による心理影響のモデル化と印象制御

アンドロイドの動作特徴を切り替えた場合の性格・気分印象の変化を調べ、動作特徴と印象の関係をモデル化します。所望の印象を与える対人実験場面の設計を実現することで、どのような印象がどのような対人相互作用の形成に繋がるのかを明らかにします。